1974年式 ユニキャブ KR86

福山港にて

無人車として、フェリーに乗ってやってきました。
自分で動いて積載車の荷台に上がりました。

ユニキャブは1300のKR80から始まり、1500のKR85、そして、
最終型は1600のKR86となりました。(間違ってるかも・・・・)

こんなに4駆っぽいのに2駆なところがミソ。
ワスプ(ベレット顔のピックアップトラック)のシャーシにベレ、フローリアンの
1600OHVエンジンと在り合わせのものを組み合わせて作り上げた車ですね。
もっとも、いすゞの車はお家の事情でだいたいそうですが・・・。
フェンダーのウインカーは当時の中型トラックからの流用。
その後ろのサイドマーカーはベレット用。

我が家に着きました。取りあえずシールドをあげてみました。

今流行りのセンターメーターですね。なぜかメーターパネルだけ錆びています。
メーター、スイッチ類もベレットやフローリアンのものと共通のようです。
ステアリングはファスタートラックと同じ。グローブボックスのつまみはなんと
ベレルと同じものでした。

幌関係、リアシート関係がすべて欠品というのがオリジナル派の私には辛かったです。
本当は3人ずつ向かい合わせに座るシートが付いて、8人乗りなのです。

エンジンはかかりは良かったのですが、ウオーターポンプが逝っていたのでカラカラと
うるさかったです。前ナンバープレートは本来ならバンパーのまん中に付くのですが
横の方にステーが付いていたのでそこに付けてみました。この方がワイルドな感じは
出てるような気がします。ところでこのプレートは「テンプラ」です。かつて、ロデオ
ビッグホーンに付いていたもの。でも悪いことはしていませんよ〜ホント、念のため。

テールランプもワスプと共通、ナンバー灯はボンネットバスと同じです。
 

いきなりですが、「さよならユニキャブ」

この頃、我が家では車の数が非常に増え、どうにもならない状態に陥っていました。
まあ、いつもどうにもなってないですけどね。とにかく、「車の精選」をしなくては
ならない状況に。ベレットセダンやジェミニも同じ頃に我が家を去りました。
しかし、ユニキャブは引き取り手がなく、以前伺った時にヤードに同じユニキャブの
消防車を置いていた「福山自動車時計博物館」に寄贈することにしました。
はっきりいって、迷惑だったかもしれません。でも館長さんは快く引き取ってくださいました。

あれから、数年が経っていますが、どうなっているでしょうか・・・。

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