1976年式 ジェミニ1600LS

事故をする前の、元気なジェミニ


全塗装とサス交換を終えた頃の写真


ドイツの森で行われたジェミニミーティングに参加した時の写真

本来なら、1976年式は排ガス規制対策モデルとなるので触媒が付くはずですが、
どうやら1975年式の売れ残り(?)らしく、触媒は付いていません。
最初期型との違いは、シフトのR位置が一般的な右下になっていることくらいでしょうか。
事故を機に元色にオールペンしました。いろいろトラブルもありましたがコツコツ直していつかは
路上復帰と考えておりましたが、どうしても譲ってほしいという方がおられ、惜譲しました。

今でも、いい車だったと思います。私が事故さえしなければ、本当に極上車でした。
この頃の車としては、異常な程剛性の高いボディー。さすが欧州仕込み!
 
 

1979年式 ジェミニ1800LS/AT

逆スラ最終型です。ワンオーナーです。きれいです。走行も少ない。
でも・・・でも・・・

エンヂンがかからない!

ホイールはなぜかボディ同色に塗られています。
タイヤは何と!新車時のタイヤがそのまんま!!!
(アルミを履かせていたようです)
ミラーは最終型PFの純正ドアミラーです。

当時の定番ドレスアップ。カデット仕様。
オペルのエンブレムにフロントスポイラー。
フォッグはちょっとでかすぎない?

こんな感じで連れて帰ってきましたよ。

連れてかえってすぐ、いすゞに預けていたのですがなかなか取りかかってもらえないので
連れて帰ってきました。5ヶ月ぶりの帰宅です。

エンジンがかからない原因は、エンジン内部の固着のようです。
セルモーターのショックでもびくともしませんから相当ひどいと察せられます。
具体的にどこが貼り付いているのか、調べる事はしませんでした。
なぜって、調子のよいG180Zエンジンが手元にあったものですから。
黄色い117クーペの外装補修にパネルを使用した、角目XTに載っていたものです。

てなわけで、
エンジン載せ替えに初挑戦!!

事前準備として、エンジンクレーンをヤフオクにて購入。

いきなりヘッドカバーを外しています。意味ない行為・・・。
一つ言い訳させてもらうと、ヘッドカバーをとった方がキャブレターとか
ヒーターホースとか外しやすいんですよ。
意外にもカムまわりはきれいでした。

途中の写真はないんかい!
と言われそうですが

あらら、もうエンジンが下りてますね。
作業に熱中して、写真撮るの忘れてました。
ていうか、手が汚くてカメラが持てん・・・.

エキパイとマニホールドが分離できなかったので触媒前端で切り離し、
エキパイごと下ろしています。ミッションも一緒に下ろしてます。
エキパイが邪魔して、ミッションとエンジンも分離できなかったので。

下ろしたエンジンです。床がオイルまみれですね。相変わらず、計画性のない・・・.

こうして近付いて見ると、4番に所見あり、というのが分かります。
ちなみに4番はプラグも抜けませんし、バルブも動きません。
一体、4番シリンダーで何が起きたのでしょうか?

こちらがこれから載せるエンジン。
オイルパン形状が違います。他にも補機類にずいぶん違いがあって、
一苦労です。ミッションも違うし。(ATーMT)

オイルパンを交換するためにエンジンを寝かせています。
オイルポンプの吸い込み口からのパイプ形状も違ったので、
オイルポンプも付け替えました。素人目にはまあまあ綺麗な
エンジン内部かな?という診断。

赤かったホイールも、シルバーに塗りました。タイヤも中古ですが175/70Rー13に替えています。
 
 

ブレーキマスターシリンダーは新品に交換

フロントブレーキキャリパーもリビルド品に交換。

取り合えず、合体。
キャブレターも一応、分解清掃。

ちょっとお遊びで、オペルとカデットのエンブレムを付けてみました。

(左)バケツに入っている黒ずんだ液体はオイルではなく、腐ったガソリンです!
タンクの中が心配になってきた・・・
(右)インマニも微妙に違うことが発覚し、結局外してます。あー、またいすゞで
部品注文じゃ・・・ガスケット。

早くエンジン積んで欲しいな・・・。

5月14日(金)、いよいよエンジン積み込みです。
しかし、下ろす時も積む時も一人っきり・・・・。

角度を調節するのが難しく、写真のようにマットを使って
引きずりました。下ろす時も積む時も。

エンジンマウントのボルトと穴を合わすのが大変でした。
あとは水関係のホース付けて、ボンネット付けて、ブレーキのエア抜きして、
下に潜ってマフラーやプロペラシャフト付けたら完成!・・・・かな?

(しかし、実はそう簡単には行かなかったのです)

翌日、たつさんに手伝ってもらって、一応形になり
いよいよエンジン始動!しかし、アイドリングが続かない。
見ると、キャブレターにガソリンが来ていない。
ポンプの故障かと思い、準備してあった新品ポンプに交換しようと
旧いポンプを外してタンクの中を覗いたら

!!!

全面に1ミリくらいのサビが・・・
たつさんと2人でスチールブラシでゴシゴシやったり、
ボルトナットをいれてガラガラやったりしてなんとか使える状態に。

それでもまだまだ試練が!!!

倉庫のまわりを仮ナンバーで試走し、「もう大丈夫!」
と思って、意気揚々とジェミニで帰宅していたら
道程半ばでエンスト!かけようとしてもセルが回らない!

いきなりJAFのお世話になってしまいました。

どうやら充電系統のトラブルのようです。
現在のところ、バッテリーを新品に、
ベルトをしっかり張って、レギュレーターを交換。

アイドリングで14Vの発電量で今一つ心配なのですが、
様子を見ることにしましょう。

エアコンのガスチャージのついでに電装屋さんで
診てもらうことにしましょう。

部品が1個余った・・・。
たつさんが偶然、その部品の写った写真を撮ってくれていました。

やれやれ。

それ以来、止まったりしていません。